やあ。
小手(@OTE_mai)です🙌🏻
自分のYouTubeチャンネル【小手製/OTE made】にて、初めて100均の石膏を使ってみました。
最初は大失敗しちゃったんだけど、失敗を経て得たものもあったので;;
作品の一部として作った石膏の貝型トレイを具体例に、使い方などここに書いておきます~。
最初に言っておくと、袋に書いてある説明通りにきちんと使えば大丈夫です笑
制作風景の動画はこちら↓
DAISO(ダイソー)などで売られている100円石膏
最近の100均はほんとなんでもあるから助かるよねえ(しみじみ)
ちょっと初めてみたい人や少しだけ使いたい人に丁度いいんだ~
100均の石膏はアロマストーンに使われることが多いのかな?
100円でシリコンモールドも豊富に売られているので気軽に作れちゃうわけだね~
売り場のどこに置かれている?
セメントやパテが置いてあるDIY(リフォーム)コーナーか、
もしくはレジン・手芸などのハンドメイドコーナーに置いてあることが多いです。
取り扱いのない店舗もあったりするから、分からないときは店員さんに聞いてみてね。
DAISO(ダイソー)100円石膏の使い方・使用上の注意
私が使った100円石膏の裏面に表記されている使い方・注意点をざっくりまとめると以下の通り。
石膏粉が余ると処理するのが地味に面倒になるかもしれないので、住んでいる自治体のごみの分別について一応調べておくといいかも。
DAISO(ダイソー)100円石膏:必要な粉の量・水量の求め方
持っているシリコンモールドに流し込んで作りたい……けど、どのくらいの石膏を使えばいいのか?
これみんな悩まない?笑
私は最初全く分からず、適当に作ってしまいました笑
石膏、といっても世の中には様々な種類があり使用する水の割合もそれぞれ違うらしい。
今回はこのDAISO100円石膏においての使用量について書いているよ。
必要になる石膏粉の量の求め方
色々ネットで調べてみたところ……
吉野石膏販売株式会社さんのカタログページ(各種条件の変化による影響)から、
DAISO100円石膏と同じ混水量のものを見つけたのでそれを参考にしました。
※全く同じ石膏、というわけではないと思うので参考程度に。
結論から言っておくと、
DAISO石膏の場合の計算式はこれ↓
『焼石膏重量[kg]=硬化体容積[L]÷0.67』
もう少し詳しく書いておくね。
前項で載せたDAISO石膏の使い方によると、DAISO石膏は100gに対して水30ml(つまり30%)。
上の表でハイストーンHLPという銘柄の石膏と同じ混水量なので参考にしました。
表中央と下部の緑で囲ったところが計算式。
硬化体容積[L]=焼石膏量[kg]×(0.37+混水量[%]/100)
焼石膏重量[kg]=硬化体容積[L]÷(0.37+混水量[%]/100)
こういう方程式を見るとなんだか小中学校を思い出すね笑
xとかyとか…やったよね。
今回は必要になる粉の量を知りたいから、2番目の式を使ったよ。
一応説明しておくと……
焼石膏重量[kg]……必要になる石膏量
硬化体容積[L]……使用するモールドに入る水の量
混水量[%]……今回の場合は30%(DAISO石膏)
上でも書いたけど……
DAISO石膏の場合の計算式は
『焼石膏重量[kg]=硬化体容積[L]÷0.67』
使いたいシリコンモールドの体容積[L]さえ分かれば、
必要な石膏量が分かるよ。
容器に残る分を考慮すると少し足りなくなる場合があるので、気持ち多めにすると安心。
それじゃあ硬化体容積[L]の調べ方も一応説明しておくね。
使用するシリコンモールドの体容積[L]の求め方
シリコンモールドの体容積[L]の求め方はいたってシンプル。
シリコンモールドの中に水がどれくらい入るか調べるだけ~
- シリコンモールド
- はかり(デジタルスケール)
- 水
今回はAliExpressで購入した大き目な貝型シリコンモールドを例にするね。
国内通販でも同じやつありました↓
↑分かりにくいけど、モールド内にはすでに水が入ってるよ。
フチのギリギリまで注ぐよ。
こぼれても大丈夫なようにトレイの上とかで注ぐと安心。
もちろんトレイの重さは引いてね!笑
このモールドの場合、水47g(47ml)が入ることが分かったよ。
この数字をさっきの計算式に当てはめればOK!
単位を間違えないようにね!
『焼石膏重量[kg]=硬化体容積[L]÷0.67』
↓当てはめると
焼石膏重量[kg]=0.047÷0.67=0.0701[kg]
DAISO石膏とこの貝型シリコンモールドで作る場合、
約70gの石膏粉が必要になるってことだね🙌🏻
容器に残る分を考慮すると少し足りなくなる場合があるので、気持ち多めにすると安心。
DAISO(ダイソー)100円石膏:貝型モールドで実際に作ってみた
実際に100円石膏と貝型シリコンモールドを使って、貝型トレイを作ってみた。
計算式などについては上の項目を見てね。
必要な材料と道具
- DAISO石膏:75g(このモールドの場合)
- 貝型シリコンモールド
- 水:約26.3ml
- はかり(デジタルスケール)
- 紙コップなど容器
- 混ぜ棒(割り箸など)
- ヤスリ・耐水サンドペーパー
使用する石膏と水を正確に量る
上の計算式で出したこのモールドに必要な石膏量は、約70gなんだけど
流しいれるときに容器に残ったりする分を考慮して75gに。
混水量は75gの30%なので、つまり本当は22.5mlで足りるんだけど
ビビって少し多めの35%、約26.3mlで作りました笑
(作れたけど、多くしなくても大丈夫だったと思う)
少しずつ水を回し入れて撹拌する
このとき入れる水の温度は15℃~25℃にしておく。
水道水の水温ってあまり気にしたことないけど、真夏日とかお湯を使った後だと結構温かいので気を付けよう……(戒め)
3~4分撹拌していると、トロッととろみがついてくる。
撹拌した石膏を型に流しこむ
撹拌してとろみがついてきたら型へ流し込む。
なるべく気泡が入らないように型枠の隅の方からすばやく流す。
石膏は40℃前後に発熱しながら30~40分で硬化する。
硬化が終わったら型から外す
発熱しながら硬化して、大体1時間くらいしたら硬化も終わってひんやりしてるはず。
温度が下がったころを目安に型から外す。
ちなみに、数時間経ってからでも普通に外せたよ。
モールドの形によっては、外すときに折れたり欠けないように気を付けてね。
ヤスリ・耐水サンドペーパーで整える
石膏を流し込んだ枠縁のあたりがボコボコしていたりするので、ヤスリなどで整えたら完成。
DAISO(ダイソー)石膏:失敗する原因
失敗する原因はいくつかあると思います。私も何度か失敗したので…笑
思い当たるところも含めて書き出してみます。
- 石膏と水の比率が正確でない
- 水温(気温)が高い
- 湿度が高い
- 開封後の石膏、もしくは古い石膏を使用
- 撹拌が不十分
- 撹拌時間が短すぎor長すぎる
- 水側に石膏を投入する
水を入れた直後すでに失敗してるパターンは、①~④、⑦あたりかなぁと思いました。
すぐ固まって混ぜられないってレビューもちらほら見かけたよ。
私も失敗したんだけど、私に当てはまるのは②水温(気温)かなぁって。
あと⑦もやってた!
単純にお湯を出した後の水を使った可能性もありそうだし…(アホ)
水道水の温度なんて気にしたことなくて測ったことなかったけど。
特に今年(2023年)は圧倒的に暑い夏で、しかも暦上では秋になっても夏日が続くおかしい気候で。
水道水の水温ももちろん上がってたよね。
DAISO石膏には15℃~25℃の水を使えって書いてあるけど、正直全然気にしてなかったよ笑
今後のためにも色々使えそうだから温度計買っておきました。
⑦に関しては、DAISO石膏だと石膏側に水を入れるよう使い方に書いてあるんだよね。
売られている石膏の中には逆のもの(水側に粉を入れる)も多いみたい。
石膏にも種類があってそれによって変わるんだね。
石膏は水分で硬化するから、③と④にも気をつけなきゃね。
おわりに
気軽に買える100円石膏。
コツさえつかめば簡単だけど、石膏の性質を知らないと意外と失敗しちゃうのかも。
少しでも誰かの参考になってるといいな。
ぜひみんなもいろんなモールドで作ってみてね🙌🏻
それじゃあこのへんで~
またねッ👋🏻
コメント