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奨学金返還期限猶予願:経済困難の基準と必要書類、提出のやり方

奨学金返還猶予経済困難の基準と書類 アイキャッチ

やあ。
小手(@OTE_mai)です🙌🏻

奨学金の返還期限猶予制度を使いたいけど、なんだかクソ分かりにくい。
無職が申請していいの……?
少しは収入あるけどそれだと無理……?

返還期限猶予の申請理由として最も多そうな『経済困難』での申請についてまとめてみました。

本記事は日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金を前提に書かれています。

「経済困難」とする対象・条件

無職・未就職・低収入により返還困難な方。
令和4年(2022年)11月以前に卒業または退学等された方が対象です。
令和4年(2022年)12月以後に卒業または退学等された方は、「新卒等」で申請してください。
(2023年現在の場合)

日本学生支援機構(JASSO):経済困難(一般猶予の申請事由)

要は、卒業からある程度期間が経っていて収入がない人や少ない人が対象ってこと。
新卒の方は経済困難としてではなく、新卒を理由に申請しよう。

収入・所得の条件

経済困難の収入(所得)基準

給与所得者年間収入金額(税込) 300万円以下
給与所得以外の所得を含む場合年間所得金額(必要経費等控除後) 200万円以下

※金額はあくまで目安です。収入・所得金額が基準額以下でも本人の世帯人数や収入支出の状況によっては、追加の証明書類等を求める場合や引き続き返還をお願いする場合があります。
日本学生支援機構(JASSO)ホームページより引用

  • 給与所得者……サラリーマンやアルバイト・パート、派遣等で給与を得ている。
  • 給与所得以外の所得を含む場合……自営業、個人事業主など。

基本的には昨年1月~12月の収入(所得)をもとに判断されるよ。
去年の収入(所得)は基準を超えているけど、減収、休職、失業(離職月から7か月以上経過している場合)により、今年分の推定年収は基準額を下回る場合などの申請については次項

収入基準を超える場合の猶予申請

去年は収入基準を超えるが、今年分の推定年収は基準以下の場合

減収

所得証明書等による年収(所得)は収入基準を超えるものの、減収により、今年分の推定年収が基準額を下回る場合。
減収(一般猶予)-日本学生支援機構(JASSO)

就職後間もない場合

就職後間もないため、給与明細直近連続3か月分コピーを提出できない場合は、雇用開始日と給与月額(時給や日給の場合は、 勤務時間や休日など、月収が推計可能な項目についても)が明記された雇用契約書のコピーを提出してください。(給与が1か月または2か月支給されている場合 は、現在支給されている給与明細のコピーも提出してください。)

休職

所得証明書等による年収(所得)は収入基準を超えるものの、休職中のため、今年分の推定年収が基準額を下回る場合。
休職(一般猶予)-日本学生支援機構(JASSO)

7か月以上前の失業

現在失業中であるものの、「次回返還期日の7か月以上前」に離職している場合で、さらに所得証明書等による年収(所得)が承認基準を超える場合。(離職月とその翌月から6か月間は「失業中」事由で申請してください。)
7か月以上前の失業(一般猶予)-日本学生支援機構(JASSO)

収入基準を超える場合に認められる控除

収入基準を超える収入(所得)がある場合でも、定められた「特別な支出」を控除し、収入基準を満たす場合は猶予審査が可能。

以下の控除項目に該当し、控除後の年間収入が300万円(給与以外の所得を含む場合は所得200万)以下になることを確認し、猶予願を申請してください。
提出にあたっては『控除計算表』の提出も必要。なお、控除項目1~6は『控除計算表』に記載の証明書も必要

控除計算表(PDF)←必要な書類も記載されてるよ
控除計算表記入例(PDF)

「特別な支出」の控除一覧

  1. 被扶養者控除-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人に被扶養者がいる場合、被扶養者1人あたり38万円控除。
  2. 親への生活費援助-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人の被扶養者でない親へ生活費を援助している場合、1世帯につき年間38万円を上限として実費を控除。
  3. 親族への生活費援助-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人の被扶養者でない親族(2親等以内で配偶者・子を除く)へ生活費を援助している場合、1世帯につき年間38万円を上限として実費を控除。
  4. 医療費控除-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人にかかる医療費を年間96万円(1か月8万円)を上限として、領収書等により証明される医療費を控除。なお加療期間6か月以上の傷病に限る。
  5. 被扶養者への医療費補助-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人の被扶養者にかかる医療費を年間96万円(1か月8万円)を上限として、領収書等により証明される医療費を控除。なお加療期間が2週間以上の傷病に限る。
  6. 「災害」事由で願い出る場合の控除経費-日本学生支援機構(JASSO)
    奨学生本人が罹災し、住宅取得費・自宅修理費・車購入経費等、災害に係る経費がある場合に、奨学生本人が支払った経費について、ローン明細書や領収書等で証明される額を控除。なお「災害」事由以外の申請では認められない。

収入が基準以上でも、誰かを扶養してたり仕送りしてたり。
医療費がかかっていたり支出が大きいと申請が認められる場合があるんだね。

書類郵送で申請する場合

必要書類:収入が基準以下の場合

↓リンク先PDFを印刷して黒か青の消えないボールペンで記入して郵送するよ。

  1. 猶予願&チェックシート(チェックシートも同封するんやで)
    ※返還期限猶予願の記入例
    ※猶予願の特記事項は、特に何もなければ無記入で大丈夫。
  2. マイナンバー提出書(未提出の場合)
    マイナンバー提出書の記入例
    マイナンバーを提出する際には「マイナンバー提出書」と併せて『番号確認書類』と『身元確認書類』の提出が必要。
    マイナンバーの提出により下記1~3証明書の提出を省略可能。
  1. 令和5年度(令和4年分)所得証明書
  2. 令和5年度市県民税(所得・課税)証明書(収入金額または所得金額が明記されているもの。課税額のみは不可)
  3. 令和5年度住民税非課税証明書

証明書発行者:市区町村長

※令和5年度の証明書は令和5年1月1日現在に住民票のあった市区町村役場で発行されます。
(2023年現在の場合)
※「コピー」と記載がないものはすべて「原本」が必要です。

マイナンバーを一度提出しておくと、以降はオンライン上(スカラネット・パーソナル)で手続きできるものが増えるよ。もし提出してない場合は提出しておこう。

必要書類:収入が基準超えの場合

去年の収入は基準以上だけど今年は基準以下の方や「特別な支出」の控除が認められる場合は、
上記の猶予願&チェックシートマイナンバー提出書(未提出の場合)に加えて証明書類などが必要になると思います。

『収入基準を超える場合の猶予申請』の項目で該当する証明書を各々同封してください。

奨学金返還期限猶予願の提出先:宛先

奨学金返還期限猶予願申請書類 封筒の例
宛先(2023年9月現在)

〒119-0385
独立行政法人 日本学生支援機構 猶予減額受付窓口
※専用郵便番号のため上記の郵便番号と宛名のみで届くよ。

マイナンバーなど同封して書類を送る場合は、念のため郵便局窓口から簡易書留で郵送しよう。
窓口の人に簡易書留で~って言えば重さを量って送料教えてくれます。

スカラネット・パーソナル(インターネット)から申請する場合

延滞なし、マイナンバー提出済みなどの条件が合えば
書面申請よりも早くオンラインで申請&審査結果の確認ができるよ。

具体的な申請方法はこちらのページへ↓↓

おわりに

収入がある程度あってもいろんな事情で返済が重荷になっている人もいると思う。
真面目な人ほど、猶予なんてうしろめたく感じて自分を追い込んでしまうかもしれない。

返還期限猶予願は公式な制度なので、延滞してしまう前に上手に使わせていただこう!

それにしても……
借金してるわけだしルールがあるから仕方ないにしろ、公式ホームページ見てもちょっと分かりにくいよね笑
少しでも何かの参考になればいいな。。

それじゃあ今回はこのへんでッ
またね~🙌🏻

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